2025-08-26

間違えたくない言葉と表現***8月27日号解答・解説

 <1>

×はびこる →はばかる(憚る) 
※憎まれっ子世に憚る:人から憎まれるような人間のほうが、かえって世間では威勢をふるう。
「はばかる」には1.気がねする。遠慮する。2.幅をきかす。増長する。の二つの意味がありますが、この場合は2.の意味になります。(「はびこる」も似た意味ではありますが、慣用句としては「はばかる」を使わないといけません。)
 
<2>
さっぱりした性格を表現するのが「竹を割ったよう(な)」です。言動を表現するものではありません。

<3>
Bが正しい。
※「対岸の火事」とは、自分には関係がなく、なんの苦痛もないこと。
Aのように、他人の失敗を自分の戒めにするのは「他山の石」です。

<4>
〔風樹(ふうじゅ)〕の嘆
※風樹の悲しみ、風木の嘆、風木の悲しみ、とも言います。「孝行をしたい時には親はなし。墓に布団は着せられもせず」という表現もあります。

240814-02

漢字の迷い道***9月5日分解答・解説

  <漢字の読み書き> (A) ふらち  ※不埒:1.道理 にはずれていて、けしからぬこと。「不埒なやつ」・「不埒な振る舞い」 2.要領を得ないこと。 (B) ちゅうじょう(×ちゅうしょう) ※大将・少将は「たいしょう」・「しょうしょう」と濁りませんが・・・。 (C) 開け閉て ...