2026-07-26

間違えたくない言葉と表現***7月27日分解答・解説

  <1> ×粟立つ  →よだつ 

※身の毛がよだつ:恐ろしさのあまり、身の毛がさか立つように感ずる。「よだつ」は漢字で書けば「弥立つ」。
「弥」の漢字には、「ますます・いよいよ」などの意味があります。
「いやがうえにも」(なおその上に、ますます、の意味)を漢字で書けば「弥が上にも」になります。
※「粟立つ」は、肌の状態を表すことばです。「肌が粟立つ」は「鳥肌が立つ」と同じ。恐怖や寒さで毛穴が収縮し、肌にブツブツができるさまをいいます。
因みに、感動した時に「鳥肌が立つ」という人が増えていますが、間違い表現であることはたしかです。あの鳥肌の薄気味悪さを思い浮かべると・・・。
 
<2>「後ろ髪をひかれる」は、去っていく側の心情です。後ろ髪を引かれるようで前に進み辛い気持ちです。
見送る側の心情ではありません。

<3> B 
※現(うつつ)を抜かす :ある事に夢中になり、心を奪われることです。 

<4>〔蝸牛角〕上の争い 
※蝸牛角上(かぎゅうかくじょう)の争い :「蝸牛」はカタツムリのこと。
「荘子」にある、カタツムリの左の角(つの)にある国と右の角にある国とが争ったという寓話からできた表現です。
※荘子(そうし) :中国、戦国時代の思想書。荘周とその後学の著とされます。初期道家の根本思想を寓話 (ぐうわ) を用いて説いたもの。

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(メルマガ読者の声)『父に感謝』大学4年生になった時に父から強く薦められ、1年間講読しました。どうやら父は私の語彙力に不安を感じていたようです。質も量も圧倒的な内容で苦労しましたが、お陰で恥をかかないだけの語彙力・国語力が身に付きました。社会人になる前にやっておいて本当に良かったと、父に感謝しています。
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2026-07-24

漢字の迷い道***7月25日分解答・解説

  <漢字の読み書き>

(A)  おえつ ※むせび泣き。
(B)  しみ
(C) 〔重石〕を置く

<同音異義語>
(A)  校長先生の〔訓辞〕
(B)  部下に〔訓示〕をしておく
※訓辞:上の者が下の者に教えさとす言葉。教訓の言葉。 
※訓示:上の者が下の者に、物事や仕事をするに当たっての心得・注意などを教え示すこと。

<どの字を使う?>
(A)  後任に〔充てる〕
(B)  胸に手を〔当てる〕
(C)  生活費に〔充てる〕  
(D)  本社に〔宛てた〕手紙 
※当てる :触れる。的中する。対応させる。
※充てる :目的・用途に振り向ける。
※宛てる :届け先にする。

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(メルマガ読者の声)『誤字、誤解、誤用が激減』語彙が実用性重視なのが何よりです。超難解な漢字などは日常ではまず使いませんが、ここで得た漢字、表現、四字熟語などの知識は日常で役立つものばかりです。お陰で、誤字、誤解、誤用が激減しました。
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2026-07-22

この人は誰?***7月23日分解答・解説

  深田久弥(ふかだ・きゅうや/本名:同じ)


1903(明治36)年~1971(昭和46)年  随筆家・山岳紀行家。  (現)石川県加賀市生れ。東京大学中退。
「オロッコの娘」(1930年)や「あすなろう」(1932年)により文壇に認められる。1933(昭和8)年には小林秀雄らと「文学界」を創刊した。

1943(昭和18)年に初恋の女性・木庭志げ子との間の一子誕生を妻である児童文学者・北畠八穂が知り、次いで1947(昭和22)年に八穂と離婚し志げ子と再婚するに及んで、「オロッコの娘」ほか高評価を得てきた作品が八穂が書いたものの焼き直しであることが八穂により公表され、作家としての信用は失墜した。
以後は、ヒマラヤ研究や山岳随筆を中心に活動。

自身が登頂した山々から100座を選び書いた「日本百名山」は、1964(昭和39)年出版され、翌年に読売文学賞を受賞。山岳愛好家にとって最もポピュラーな必読書として読み継がれている。

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(メルマガ読者の声)『待望の復活』かって「藤尾版・教養国語」の愛読者でした。復活(?)を知り、早速講読を申し込みました。内容は数倍に増えた気がしますが、楽しみながら学ぶスタンスは「藤尾版・教養国語」そのまま。それが何より嬉しいです。1年でなく、エンドレスに読めるものにできないでしょうか。
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2026-07-20

使える四字熟語***7月21日分解答・解説

 (01)山中暦日(さんちゅうれきじつ) 

※「山中暦日無し」を略した言葉で、人里離れた山奥で暮らすと、ゆったりとしていて、月日がたつのを忘れてしまうという意味から。


(02)四海兄弟(しかいけいてい)

(03)四面楚歌(しめんそか) 
※楚の項羽が漢の高祖に敗れて、垓下(がいか)で包囲されたとき、夜更けに四面の漢軍が盛んに楚の歌をうたうのを聞き、楚の民がすでに漢に降伏したと思い絶望したという故事から。
用例「四面楚歌の状態になってしまった」

(04)山紫水明(さんしすいめい) 
※日の光の中で山は紫にかすみ、川は澄みきって美しい意から。
用例「山紫水明の地に遊ぶ」

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(メルマガ読者の声)『日常で使える四字熟語』四字熟語を会話や文章の中で使うと全体が引き立ちますネ。そういう点、ファッションのアクセサリーに似ているので、なんとか使いこなしたいと考えています。このメルマガの四字熟語は、日常で使えるものが多いように思います。
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2026-07-18

名文を埋める***7月19日分解答・解説

 ※原文を掲載して解答に代えます。


戦争などいう[狂気]じみた事態に於ては、「日本は神国なり。かるがゆえに絶対不敗なり」とか「科学を制するは精神力なり」とかいう[非論理]的な信仰に憑かれている方が、結局勝利の[原動]力になるのではあるまいか、とも考えていたためである。
自分の合理的な考え方が、[動物]的といっていい今の人間世界では或いはまちがっているのではないか、という恐ろしい疑いのためである。
しかし、非論理はついに非論理であり、不合理は最後まで不合理であった。
※山田風太郎(やまだ・ふうたろう):[1922~2001]小説家

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(メルマガ読者の声)『文学の素養』始める時には期待していなかったことですが・・・
このメルマガで興味を持ち、その作品を読んでみた作家も少なくありません。日本文学の素養が培われつつあるのを実感しています。
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2026-07-16

間違えたくない言葉と表現***7月17日分解答・解説

 <1>×首っ引き →首っ丈(くびったけ) 

※異性に心をひかれ夢中になることを「首っ丈」といいます。
「首っ引き」は、そばから手放さないで使用すること。「辞書と首っ引きで訳す」などと使います。
 
<2>「他山の石」は、よその山から出たつまらない石。転じて、自分の修養の助けとなる他人の誤った(失敗した)言行のこと。
ですから、「他山の石とする」とは「他人の誤った(失敗した)言行を自分の行いの参考とする」ことになります。
問題文のような、他社の成功を参考にする場合には使えません。

<3>B  
※蜂の巣をつついたよう :大騒ぎとなって収拾がつかないさま。多くの危険なことが一時に起きることではありません。 

<4>親の意見と〔茄子の花(なすびのはな)〕は千に一つも無駄はない 
※茄子は花が咲くと必ず実をつけることから。
用例「親の意見と茄子の花は千に一つも無駄はない、という。反対するお父さんの言い分にも、耳を傾けろ!」 

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2026-07-14

誤読だらけ***7月15日分解答・解説

 (1)尾羽打ち枯らす(おはうちからす)
(鷹の尾羽が傷ついてみすぼらしくなるところから)落ちぶれて、みすぼらしい姿になる。
用例「尾羽打ち枯らした姿」


(2)針の筵に座る(はりのむしろにすわる)
(針を植えた敷物の意から)一時も心の休まらない、つらい場所や境遇のたとえ。用例「針の筵に座る気持ち」

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(メルマガ読者の声)『夫婦で楽しむ』夫を誘って、二人で頭を悩ませることがよくあります。面白くて為になるメールマガジンですね。
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間違えたくない言葉と表現***7月27日分解答・解説

   <1> ×粟立つ  →よだつ  ※身の毛がよだつ:恐ろしさのあまり、身の毛がさか立つように感ずる。「よだつ」は漢字で書けば「弥立つ」。 「弥」の漢字には、「ますます・いよいよ」などの意味があります。 「いやがうえにも」(なおその上に、ますます、の意味)を漢字で書けば「弥が上...