2026-09-30

使える四字熟語***10月1日分解答・解説

(A)漱石×沈流 →漱石枕流(そうせきちんりゅう) 
※負け惜しみの強いことのたとえ。また、屁(へ)理屈をつけて言い逃れることのたとえです。
晋(しん)の孫楚(そんそ)が「石に枕し流れに漱ぐ」というべきところを「石に漱ぎ流れに枕す」と誤り、「石に漱ぐ」とは歯を磨くため、「流れに枕す」とは耳を洗うためだとこじつけたという中国の故事によります。
「石(いし)に漱(くちすす)ぎ流(なが)れに枕(まくら)す」と訓読みすることも多くあります。
夏目漱石も、自身の性格を考えてこれをペンネームにしたのでしょう。
なお、元の「枕石漱流(ちんせきそうりゅう)/石に枕し、流れに漱ぐ」は、自然の中で生きるさまを言ったものです。

(B)×卒先垂範 →率先垂範(そっせんすいはん) 
※人の先頭に立ち物事を行い、模範を示すことを言います。用例「率先垂範で事故の処理に当たる」
「卒」には終わる・終えるの意味があり、「率」には率(ひき)いるの意味があります。音読みではどちらも「そつ」ですが。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




2026-09-28

語彙力次第の漢字パズル***9月29日分解答・解説

  (A) 間 

→間者(かんじゃ)・間食(かんしょく)・巷間(こうかん)
※間者:敵方の様子を探る者。間諜(かんちよう)。スパイ。
※巷間:ちまた。世間。用例「巷間のうわさ」・「巷間伝えるところによれば…」

(B) 景 
→景品(けいひん)・景気(けいき)・絶景(ぜっけい)

(C) 能 
→能吏(のうり)・能面(のうめん)・異能(いのう)
※能吏:有能な官吏。
※異能:人よりすぐれた才能。一風変わった独特な能力。用例「異能の人物」

240814-02





2026-09-26

間違えたくない言葉と表現***9月27日分解答・解説

  <1> ×身 →腕 
※身に覚えがある:自分自身でたしかにそのことをしたという覚えがある。
※腕に覚えがある:自分の腕前・力量に自信をもっている。 

<2> 「音沙汰(おとさた)」は「便り・連絡」の意味ですが、肯定形では使いません。
「何か音沙汰があったか?」・「何も音沙汰がない」など、疑問形や否定形で使われる言葉です。

<3> B 
※駄目を押す:念のために確かめる。念を押す。
※駄目を出す:演劇などで、俳優に演技上の注意を与える。転じて、仕事などのやり直しを命じることです。Aのような場合には、このフレーズを使うことになります。

<4> 〔尻馬(しりうま)〕に乗る
※用例「尻馬に乗って騒ぐ」
/「口車に乗る」は単に「騙される」の意味ですから、正答にはなりません。


240814-02



2026-09-24

漢字の迷い道***9月25日分解答・解説

  <地名を読む~関東・甲信越~>
(A) まみあな ※東京都港区の麻布(あざぶ)にある地名。東京の難読地名として有名。
(B) はだのし ※神奈川県中西部に位置する市。伊勢原市との境にある大山(おおやま)は、霊峰として古くから参拝客が絶えない。読みは「はたの」でなく、「はだの」。
(C) やちまたし ※千葉県の北部に所在する市。落花生の一大産地として知られる。
(D) そうさし ※千葉県北東部にある市。
(E) ごうらおんせん ※箱根で最も知られている温泉。
(F) しまおんせん ※群馬県北西部にある温泉。四万川沿いに温泉街が広がる。

<同音異義語>
(A) (いやな御)時世(だ)   (B) 時勢(に逆らう)
※時世:1.時代。2.その時代の風潮。
※時勢:時代の流れ。時流。

<どの字を使う?>
(A) (後顧の)憂い (B) 愁い(に沈む) (C) (国の将来を)憂える (D) (秋の)愁い
※憂い・憂える:(予測される悪い事態を)心配する。
※愁い・愁える:嘆き悲しむ。憂鬱で心が晴れない。

240814-02

2026-09-22

和漢の知識***9月23日分解答・解説

 091501

1.内村鑑三(うちむら・かんぞう) 
2.札幌農学校 
3.〔無教会〕主義   
※「代表的日本人」は、当初「Japan and the Japanese」の書名で刊行され、後に「The Representative Men of Japan」と改題されています。   
※「ダラスの悲劇」で知られる、第35代米国大統領のジョン・F・ケネディ。
彼が大統領就任時に、日本人記者の質問に「日本で最も尊敬する政治家は上杉鷹山」と答えたことは、当時の日本人には衝撃的でした。
なぜなら、当時の大半の日本人には、上杉鷹山は無名の存在であったからです。
どうしてケネディは上杉鷹山を知ったのか?が話題になりました。
ケネディ自身に確かめたわけではありませんが、内村鑑三の「代表的日本人」(もちろん英語本)をケネディは読んでいた、との有力な推測がなされました。
※上杉鷹山(うえすぎようざん):(1751~1822) 江戸中期の出羽米沢藩主。
倹約・殖産興業政策などで、藩政改革に努めました。農村振興により天明の大飢饉にも餓死者を出さなかったことなどから、寛政期における最も優れた政治家として知られる人物です。
※「余は如何にして基督信徒となりし乎」:最後の字「乎」の読みは「か」。疑問・反語・仮定・詠嘆の助字です。この場合は、疑問の助字として使われています。
※「三大日本人論」の他の二冊は「武士道」(新渡戸稲造)、「茶の本」(岡倉天心)です。 


240814-02

2026-09-20

使える四字熟語***9月21日分解答・解説

(01)積善余慶(せきぜんよけい) 
※「積善の家には必ず余慶あり」と使われることの多いことばです。

(02)先義後利(せんぎこうり) 
※用例「先義後利を商売のモットーにする」
※ついでに覚える・・・
先憂後楽(せんゆうこうらく):人々が心配し始める前に憂い、人々が楽しんだ後で自分も楽しむという為政者の心得をいったもの。

(03)千篇一律(せんぺんいちりつ) 
※原義は、多くの詩がみな同じ調子で作られていることです。用例「千篇一律の文章」
※ついでに覚える・・・
千載一遇(せんざいいちぐう):千年に一度しかめぐりあえないほどまれな機会。「載
」は「年」のこと。用例「千載一遇の好機」

240814-02

2026-09-18

名文を埋める***9月19日分解答・解説

  ※原文を掲載して解答に代えます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~
彼はまっすぐ歩き、広い道路に出ると、そのまま一定の[歩調]で、ゆっくりと歩いていった。この街にくるのもこれが最後かもしれない、と、信介は考えた。それほど深刻に考えることではなかった。だが、信介にとって、もうこの街は自分に[関わりあい]のない場所になるのだ、と考えると、それはそれで[一種]の感慨があった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
※五木寛之(いつき・ひろゆき):[1932~] 小説家・随筆家。
※「青春の門」:1969(昭和44)年に週刊誌(「週刊現代」)での連載開始。太平洋戦争中に福岡・筑豊の地に生まれた伊吹信介の青春の彷徨を描く。幾度かの中断を経て書き継がれ、最近では2017(平成29)年から約1年半連載されたものが、2019(令和元)年に「新青春の門・第9部・漂流篇」として単行本刊行されている。今までに映画化二度、テレビドラマ化三度。

240814-02

使える四字熟語***10月1日分解答・解説

(A)漱石×沈流 →漱石枕流(そうせきちんりゅう)  ※負け惜しみの強いことのたとえ。また、屁(へ)理屈をつけて言い逃れることのたとえです。 晋(しん)の孫楚(そんそ)が「石に枕し流れに漱ぐ」というべきところを「石に漱ぎ流れに枕す」と誤り、「石に漱ぐ」とは歯を磨くため、「流れに枕...